AdobeのPremiereとAfterEffectsは何が違う？

Premiere（以下Pr）は映像の編集ソフトとしてよく知られてると思いますが、AfterEffects（以下Ae）がより多機能になってるので、Premiereとの違いがよくわからない、という人が結構いるので再確認してみます．

◉映像制作の流れ

画像の情報がちょっと古いですが、映像制作の流れを画像にまとめてみました．簡単にいうと、Aeはカットなどのパーツを作成するツールで、それらをまとめた全体の動画の編集やまとめはPrで行う、と考えておくと全体が把握しやすいと思います．また、最近はカラーグレーディングソフトのDaVinciResolveがより多機能になって、編集ソフトとしても使えるので、そちらで編集するケースも多いようですが．．．

自分がやりたいことにどのツールが向いているのかは、ある程度ツールを使ってくるとわかってくると思いますが、PrとAeがどういうときに使いやすいかを以下に書いてみます．

◉Premiere（Pr）の特徴

• 全体のまとめに向いている
• 実写映像の編集に向いている
• 連番ファイルの読み込みが苦手
• トラックを使う
• シーケンスは長さを設定する必要がない
• 映像と音声を分離できる
• トランジションがつけやすい
• リアルタイム再生がしやすい
• 音声編集と仕上げに向いている

◉AfterEffects（Ae）の特徴

• カットなどのパーツ作成に向いてる
• アニメーションの制作がしやすい
• 連番ファイルの読み込みが得意
• レイヤーをいくつも重ねられる
• コンポジションは長さを設定する必要がある
• レイヤーに映像と音がまとまっている
• モーショングラフィックスが作りやすい
• 複雑な合成がしやすい
• エフェクトの種類が豊富
• エクスプレッションが使える（JavaScriptベース）

実際試してみないとわからないことも多いですが、自分が作りたいと思った動画が、どちらのツールだとやりやすいのか、わかってくるとよいと思います．